科学的消毒法

消毒はその方法により、科学的消毒と物理的消毒に分けられます。科学的消毒とは消毒薬をつかって微生物の細胞に科学的な反応を起こして消毒することです。消毒薬には過酸化水素(オキシドール)、トリクロサン(薬用石けん)、アクリノール水和物などがあります。高水準消毒薬にはグラタラール、フラタール、過酢酸などがあります。科学的消毒の効力は、消毒薬の濃度、作用温度、作用時間などにより変化します。消毒薬の種類にもよりますが、通常、濃度が高く、温度が高く、作用時間が長いほど消毒効力が増大します。さらに、消毒の対象となる微生物に対する効力が高い消毒薬を選択することが大切です。消毒薬は化学的に不安定なものがあるため、熱や直射日光を避けて保管します。消毒の仕方には主に下記の方法があります。
・浸漬法(しんしほう)・・・消毒薬を容器に入れ、消毒する器具などを完全に浸す方法です。器具が十分に浸っていないと消毒不足になります
・清拭法(せいしきほう)・・・布やモップに消毒薬を浸み込ませて、床やテーブルなどの表面を拭く方法です
・散布法(さんぷほう)・・・スプレーヤーに消毒液をいれて散布する方法です。指の入らない細かいところまで消毒液を吹きかけることができます
・灌流法(かんりゅうほう)・・・チューブや内視鏡などの中を消毒するために、消毒薬を流し込む方法です。

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