鉛白

鉛白とは古代から使用されてきた白色顔料の一つです。古代ギリシャ、ローマでは紀元前4世紀ころから女性の間で美白メイクが流行しはじめました。当時、おしろいの原料として鉛白が使用されていましたが、鉛白には毒性があり長期的な使用は人体に悪影響を及ぼすため、絶えず医師らから警告が発せられていました。16世紀ルネッサンス時代になると、女性の美白願望はますます極端になり、鉛白の使用で歯が腐り不快な口臭が健康問題になっていました。その後毒性のない白色顔料である亜鉛華(あえんか)が発見され、徐々に鉛白は使われなくなりました。現在では主に油彩用の顔料として使われています。

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