ベンガラ

ベンガラとは水銀を原料にした朱と鉄の酸化物です。ベンガラは化粧の原点ともいわれており、「魏志倭人伝」の記録によると、弥生時代、女性はベンガラで顔を赤く塗っていたといわれています。これは、魔よけの意味をもち、死者の魂をしずめ、死者がこの世の人々に危害を加えないことを願うために行われたと考えられています。そのほか、「日本書紀」「古事記」でも、顔に赤土や鉛花(いろ)という赤色顔料を塗る風習や、いぶし焼きにして作った墨で眉を描いたという記述も残っており、顔や体に入れ墨をほどこす風習があったといわれています。

関連リンク